ホビーのまち静岡 シズオカホビーウィーク2009イベント「創ろう!キミだけのプラモ」報告
プラモデルの部品を自由に組み合わせて、自分でデザインしたメカや昆虫、動物等を作ってみよう!というイベントです。
2009年5月10日 アイセル21
*これは、2009年の記録です。
広告 もくじ 模型講座の様子・2007年から始まった、小学生向けの模型講座。静岡市のまちおこしイベントであるシズオカホビーウィークのトップバッターのイベントとして、静岡市葵区のアイセル21で、今年も開催されました。 (年に数回、同じような講座を行なっています。ちなみにメインイベントは、おなじみ「静岡ホビーショー」ね!) 生徒さんは、午前30人、午後30人、計60人の小学生。 二時間の講座は、最初に僕の『翡翠』や『鏑矢』等の作品を見せて、「これはあそこにあるプラモデルのパーツを組み合わせて出来ています。いまから、みんなと、こういうものを作っていきたいと思います。」なんてカンジで始まります。 いつものように、スターウォーズに登場するメカ『スレーブ1』の写真と、そこに流用されている日本のプラモデルの実際のパーツとを比べて見せて、「ほら、映画のスターウォーズのカッコイイメカも、こんなふうに作っているんだ。・・・ってことは、ここにある部品を使って、頑張れば、キミたちもこんなにカッコイイものが作れちゃうかもしれないってことだ!!」ってな話をして、盛り上げていきます(笑)。 |
・廊下側の机の上には、山のようなジャンクパーツ。夢みたいでしょ?これは静岡模型組合(タミヤ、ハセガワ、アオシマ)さんが提供してくださったものです。 ここから好きなパーツを選んで、世界にひとつだけのオリジナルプラモデルを作っていくのです! |
・夢中になって作る子供達。教えるのは我が模型クラブ『Pura.PUra』のメンバー。 この教室の企画を考えたときは、たった二時間で完成させるのは無謀かな?と思っていたのですが、自由な発想の子供達はガンガン作っていきます。 アタマの堅い大人なら、こうはいかないのかもしれませんね。 |
・女の子も頑張ってます!「おじさーん、どうしても ココに羽根がつかないよお」 「どれどれ? ウン、ここは瞬着だな・・・」 |
みんなの作品・小学校5年生の男の子の作品。自動車のシャシーに飛行機の羽根をつけたんだね。 このパターンで作る子は多いですね。 シートの部品をひっくり返して噴射ノズルだか武器だかにしてますね。 こういう発想がいいんですねー。 |
・6年生の男の子。この子は天才だな。このロボット、ガトリングガンみたいなものを右手に装着してます。 お腹には、操縦席を兼ねた乗り物が合体します。 設定や考証にこだわった、大人のモデラーのあなた、二時間でここまで作れますか? |
・クワガタ型のメカ・・・っていうか、ちょっとシドミード先生が入ってるって思うのは僕だけでしょうか?ブレードランナーのスピナーとか、横山宏のファルケとか・・。 これは小学校5年生の作品。 ちゃんとパイロットが乗ってるのがいいねえ。 |
・これは可愛い、モグラメカ。その名も『手のり もぐら』だって。 5年生の女の子の作品です。 |
・いかがですか?子供達の自由な発想には、毎回驚かされます。 今回は、またレベルが高かった。 で、面白かったのは、二時間が終わった後、みんなが「色を塗りたい」と言い出したこと。 ・・・・・今年の静岡ホビーショーの合同展示会の会場で、DSっていうの?携帯のゲーム・・あれをやっている小学生がいたんです。ショックだったなあ。目の前の立体より、バーチャルなもののほうが良いなんて。そんなに模型に魅力がないのかなあ? でも、子供達、こういうチャンスを与えれば、こんなに素晴らしいものを創るんです! 子供達の作品は、このあと一週間、アイセルに展示されました。 来年は是非、観に来てくださいね。 |