もくじ
ミキシングビルドでオリジナルメカ『宇宙空母 富嶽』
画像たっぷりのメイキングです!
簡単な説明とともに、製作過程を写真とメモでご紹介します。
・超音波カッターでパーツを切り出し
2010年11月から制作開始。2011年2月までかけて創りました。
『宇宙空母』のパーツを超音波カッターでキーンキーンと切り出し、ゼリー状の瞬間接着剤でガンガン貼付けていきました。
ほら、なんとなく、それっぽくなったでしょ?
イメージとしてはギャラクティカと喧嘩しても勝てそうな奴(笑)。
で、前足みたいな部分は、艦載機の発進口。ホワイトベースみたいな。
・大きいものが作りたかったけど
大きいのが作りたくて、大きく作り始めたのはいいけど・・・これ、完成したら、どこに飾るんだ?(笑)
で、展示会の時は、どうやって運ぶんだ?(泣笑)
・イメージ画
大物、宇宙空母の続きをやろうと、あれこれ考える。
うーん。
なかなか次の一手が思いつかないので、ちょっと落書き。
艦首に艦載機の発進甲板をもってきて、特殊な武装をタガメのツメのようにつけようか?
ギャラクティカと喧嘩しても、負けないように。
・少しずつ進行中
やはりデカイと、いちいち大変。
写真をご覧のように、椅子から簡単にはみ出ちゃう大きさなのです。
今夜は艦首を主に制作。
だんだんイメージが固まってきました。
・ちょっとずつ進行
昨日見つけた気に入ったパーツは、使い捨てひげ剃りの刃のカバー。
早速、真ん中あたりにつけました。
日曜日に清水の模型教室に持って行こうかな?
このくらいデカければ、「こうやって作る」ってのが解りやすいかもしれないし。
・なかなか進まない
デカイものが創りたくて、始めたのは良いけれど、パーツを選んで、くっつけてもくっつけても、なかなか進まない。
それでも、なんとなく「見えてきた」・・・・僕にだけ?
昨日の清水の模型教室のときに、新たに提供していただいた部材のダンボールの中にF1のシャーシのパーツを発見。
こりゃ、どうしようか迷
っていた、宇宙空母の「横のでっぱり」にピッタリだと、2個いただいてきた。
加工して接着。似合う似合う。
僕らは「ボランティア」だが、こうして「教室の作例見本用」に部材から毎回「ちょっと多めに」パーツを頂いて良いということになっているんです。
これは、凄く嬉しい(笑)。
・・・・え?手伝いたくなった?そうでしょ、そうでしょ(笑)。
・「解りやすい形」にしたいのだけれど
なんとかテレビの撮影までに「解りやすい形」にしたいのだけれど。
塗装前の形でもっていけば、「ほら、こんな風にバイクとか、F1とか、船とか、自動車の内装とか、飛行機とかを、組み合わせているんですよ」っていうのが、説明しやすいと思って。
ボリュームが欲しかった艦尾は、バトルスターペガサスとかを参考に。
ニョウボが、「でかいねえ」と言っていました(笑)。
そういえば、キムタク版のヤマトは、設定では全長533メートル60センチだそうだ。
実際の戦艦大和は全長263mだったから、かなり延びちゃったんだね。
僕が今作っているのは、1/700(その大きさの艦載機を作る予定だから)で、72センチあるから、だいたい504メートルか。
うーん、ヤマトより大きい設定にしたいな。縮尺を変えるか。
ギャラクティカは1400メートルか。
せめて半分は無いと、艦載機を沢山詰めないなあ・・・。
・いまだに完成しません
・・・・そんな毎日なので、いまだに完成しません、宇宙空母。
・少しずつ出来上がってきた
・ちょっとやりすぎ?
細かいディテールは、ちょっとやりすぎちゃったかな。ちょっと五月蝿いね。色を塗れば落ち着くかしら?
そろそろ隙間をパテで埋めて、塗装に入ろうかな。
その前に、両舷の補助推進機みたいな部分をなんとかしたい。で、艦載機も作らないと。
・塗装はじめ
ほら、こうすると、一気にまとまってくるでしょ?
いままでゴチャゴチャしてたけど、なんだか落ち着くでしょ。塗装マジックだね。
この段階で「こうなる」ことは、解ってきたので、最近は塗装前に「まとまっていなくても」あまり心配はしなくなったのです。
70センチを余裕で超える大きさ。
ひとかかえもある、巨大な模型。マグロみたい(笑)。
基本塗装が終わったら、エアブラシで塗装していきたいのだけれど、部屋で塗装が出来るかしら?
もちろん、タミヤの塗装ブースには入りません!
・デカイので
このあと、もう少し塗装をやる予定。
とにかくキャンバスがでかいからネ。大胆にネ。
・ワンポイントを
なにかワンポイントが欲しかったので、艦載機の出入り口(と、勝手に妄想設定している部分)に識別帯みたいにオレンジを。
ほら、鳥のひなって、餌を貰うためにクチバシが黄色いじゃない?あんなイメージ。
うーん、もうちょっと「色」が欲しいな。ラインでも入れようかな?
それと、艦名も書きたいな。
そんなことをあれこれ悩むのも、自分で創る楽しいところ。
あのね、塗装見本表が無いから面白いのヨ!
・艦名考え中
艦名はね、考え中。
毎朝、通勤のときに静岡大橋ってところをわたるんだけど、今、そこから見える、雪をかぶった富士山が見事でね。毎朝、見とれちゃうの。
だから「富嶽」なんてのもいいかなあって思ってます。大きいし。
・「富嶽」にしました
「富嶽」にしようか、「大鯨」にしようか、「美月(みつき)」、「ムーンライトキッス」・・・いろいろ悩んだけど、「富嶽」にしました。
インクジェットの転写マーク・・・所謂「タトウシール」でデカール制作。
ほら、よくイベントなんかで、おねえさんが貼ってくれるアレ。ホビーショーでも、タミヤのマークを貼ってくれるでしょ?
「イラストレーター」でロゴマークをつくって、印刷。
逆版で印刷するのを忘れたりして、失敗を重ね、3枚目でようやく成功。
・貼るのに失敗した!
パソコンのおかげで、模型を創るのも楽になったし、みんなに見せることも出来るから、ありがたいよね。
でも・・・・貼るのに失敗した!まあいいや、このままで。こういう仕様でしたってことで(笑)。
さっきタトウシール用の用紙を買って来るついでに、100円ショップにも寄って、なかなか良い感じの携帯用の宝石シールを買って来たので、それもこれから貼る予定。
完成したので、ストーリーを書きます。
・『宇宙空母 富嶽』ストーリー
『宇宙空母 富嶽』
数ある宇宙艦隊の艦船のなかでも、『宇宙空母 富嶽』ほど数奇な運命を辿った船は珍しいだろう。
もともと富嶽は、民間会社が所有していた大型銀河周遊豪華客船『ムーンライトキッス』であった。
宇宙翔る豪華ホテルとして建造されたムーンライトキッスは、その客であるお金持ちの「手荷物」を狙う宇宙海賊には最高の標的になると考えられた。
その対策として、過剰なほどの装甲と、自衛武装を施されたムーンライトキッスは、就航当時から「下手な宇宙戦艦より強い船」と言われていた。
第三次銀河大戦末期、宇宙軍に徴用され、「宇宙空母 富嶽」として生まれ変わったが、武装の一部と、豪華な客室の一部が小改造のまま残され、当初は「司令部のお偉いさん用の宇宙の別荘」と影口を言われた。
いかにもとってつけたような、両舷の補助推進システムは、元々は「2隻の船」になる予定のものであったが、そのおかげで通常空間では、巨体に似合わない機動力と運動性を得た。後付けの空母のシステム等もそうだが、この艦自体が「巨大なミキシングビルド」なのである。
パイロットの個室には、客船時代の三等客室が使われており、軍艦としては破格の快適さであった。
そのためパイロット達からは、親しみをこめて「ムーンライトキッス」の愛称で呼ばれていた。
富嶽はその後、その生い立ちからは想像出来ないような大活躍をすることになる・・・・。
・『制作データ』
話題の「バトルスター ギャラクティカ(2003年版)」を観て、自分だけの宇宙空母が欲しくなり制作しました。
タミヤ1/72 海上自衛隊魚雷艇PT-15の本体部品をふたつ貼付けて、巨大モナカを作り、船首部分には「輸送機C-130H ハーキュリーズ」の尾っぽをひっくり返して、左右に分けて貼りました。
あとは、いつものように飛行機やらバイクやら・・・いろいろなパーツを組み合わせています。
結果、70センチを超える大きな模型になりましたが、自分の設定では1/700のつもりなので、500メートル級の船ということになります。
実写映画版のヤマトと同じくらい・・アニメ版や本物の倍ですね(笑)。容積はヤマトよりも大きい(太い)ので、艦載機は沢山積めるんじゃないかな?第二次大戦時の大和型改造空母の「信濃」も、47機くらい積む予定だったようですからネ。